2013年4月12日金曜日

玉子の遺伝子 尼崎で夢開く②

カバー曲で幕が開けたフレディーのshow。

ふつうに歌が上手い。

まわりのお父さんお母さんたちも歌をききながらニコニコして談笑してる。

実際、MCで「ヒトリで三役、タイヘンよ」と語っていたけど、自分でipodを操作、自分で音量を調整、自分で唄うという一人三役をこなすMr.フレディーの姿はどこかファニーで愛らしく、ボクらもそれを微笑ましく眺めていた。

が、

愛しいの神戸」のイントロが流れた瞬間に会場の空気が一変した。

さっきまで歌をききながら談笑していたはずのお父さんお母さんが

一斉にステージ前に集合、

そして踊る、

エンソルだよ!全員集合!

たしかにボクも「わ、愛しいの神戸だっ」と毛穴が開いたのだけど、それよりも目の前の光景があまりに衝撃的すぎて三人とも仰け反ってしまった。

イスに座りながらノリノリになっていると曲に合わせて一人のお母さんが近づいてきた。手をつかまれダンスフロアー(なのか?)に引きずり込まれて行くMr.モールミュージック

楽しい…

楽しすぎる…

楽しいのあま湯!

続いて間髪入れずザップ&ロジャー風のスムース&メロウな名曲「SAKURA」になだれ込む。その瞬間、ボクも何かが完全に振り切れてしまった。気づいたら、お父さん、お母さん、Mr.モールミュージック、ボクで手を振り、腰を振り、踊りまくっていた。

最後の曲が終わったとたんレストランに響く「アンコール!アンコール!関西空港!関西空港!」のコールアンドレスポンス。


最高だった。まさにスーパースターだった。


終演後、もってきたCDにサインをもらうボク。名刺を渡すMr.モールミュージック。笑いながら写真を撮るツージー。

そのあと、フレディーの娘さんを交えみんなで集合写真撮影。そしてそのまま三人で温泉へ。いろんなところが満たされたはず…にも関わらず、まだ帰るには時間が早く、良さそうな居酒屋を見つけそのままイン。

チャリで来ていたツージーと別れ、帰りの電車の中でミツキくんと再びソウルの話をしていたが、二人ともあるギタリストの名が全く思い出せず会話はまた迷子になっていた。

フィルアップチャーチの名前がようやく出たころには会話はまた別の迷子になっていて、ようやくフィルアップチャーチに話が戻りかけたころには電車を乗り間違えていたことに気付き、ホントに迷子なりかけていた。

今月いっぱいであま湯が閉館になるため来週があま湯でのlast showなんだって。ロングセットらしい…行きたい。










「ドッカでアッタコトアル?」


そんなことサラッと言えるフレディーってやっぱモテルだろうなぁ◎



2013年4月11日木曜日

玉子の遺伝子 尼崎で夢開く①

いやー、行ってきました。

あま湯

そこでみたフレディーのshowは笑いと感動で涙と鼻水が止まらないくらい最高だった。

もうね…


わー!!


ですよ。


わー!!!!


感無量冠二郎。

そもそもゴスペル特集してたんで買った本の新譜紹介ページに「演歌+ソウル=エンソル?」って載ってて「何じゃこりゃ?!」となったのがキッカケで知ったフレディー。

で、すぐにCDを買ってきいて完全ノックアウト。そっから何年か過ぎたけど、エンソル生誕の地「あま湯ビアレストラン」でついに生エンソルをきくことができた!

当日、JR尼崎駅でMr.モールミュージックことミツキくんと待ち合わせ。開演まで時間があったので、コンビニでビールを買って駅周辺を散策する。地下道でチャリに煽られつつ歩き呑み。あま湯の駐車場前で立ち呑み。

「ついに来たね、メンフィス」

『どっちかといえば、プリンスだしミネアポリスじゃないすか?』

「あ、ミネアポリスといえば、昔ジョークで三重アポリスっていうのを言ってて…」

『そうだ、チャールズブラッドリーの新譜。アレ、ぜひ買ってもらいたい人がいてて…』

お互いに胸が高なっていたせいか、はなっぱしから会話が迷子気味…まぁ…いつも迷子なんですけど。

二本目の缶ビールを呑み干し、ホロ酔いで館内へ。システムがよくわからないまま、受け付けで入湯料金を払い、ビアレストランへ直行。中のお客さんといえば、風呂上がりと思わしき浴衣姿のお父さんお母さんばかりだった。

「あ!いた!」

浴衣姿のお母さんたちとテーブルで話してるMr.フレディーがいたっ!!

妄想が肥大しすぎて自分の中では完全にスーパースターになってたフレディーが、目の前でふつうに浴衣姿のお母さんたちと談笑してるという衝撃。まぁそうして居るの当たり前なんだけど。

レストランは空き席がたくさんあったので近すぎず遠すぎずのテーブルを難なくキープ。

すると、落ち合う約束をしてたツージー(現バンドメイト、TONE DEAFのボーカル)が向こう側から手を挙げて近づいてきた。

「え?金払ったん?外の入口から入ったらタダやったで」

と開口一発目に言われた時が一回目の沸点だったかもしれない。

とりあえず、三人揃ったのでビールとアテを注文する。

話がそれますが、この三人、奈良の名店「大廣」のVIPルームでメシを喰ったあとカラオケに行って以来の顔合わせ。その時、ミツキくんは「コレ」ツージーは「コレ」ボクは「コレ」を唄った。

で、ウエイトレスさん(20代前半、可愛い)が「あなたたち何で今日いるの?」と多少困惑気味の表情(少なくともボクにはそうみえた)を浮かべながら注文の品を持ってきてくれた。可愛かった。とりあえず、乾杯

一杯目を呑み干しかけた時に、リップサービスを終えたスーパースターがステージでセッティングをし始めた。心拍数が上がる。二杯目を急いで注文。

showが始まった!

(つづく)



2013年3月21日木曜日

ますみ

「手柄ますみ」

この人のレコード集めてます。

ぜんぶ集めて「ボクのお手柄」って言いたいから。

そもそもダレなのか知らないし、何枚出してるのか知らないし、でも見つけたら必ず買います、顔がイイから。

で、今この4枚が家にあるんですが、こんだけ買ってみていろいろと気が付いたことがあります。

「イス」

ジャケに写っているイスなんですが、背もたれの色カタチから察するとどれも同じっぽいんです。それぞれのレコードが出た年は違うのになんで同じ?お気に入りなのか?ひょっとしたら私物?

でも、一枚だけイスジャケじゃないんです。ここまでしたのに何でぜんぶ同じイスジャケに統一しなかったのかと思うとモヤモヤしてきます。

しかし、発見はそれだけではありませんでした。

「右向き」

右向きに相当なこだわりがあるみたいです。たまたまじゃないの?って思われるかもしれませんが、コレ相当なこだわりかと思われます。

なぜか?それは一枚だけがホクロの位置が逆になってるんです。つまり、わざわざ写真を反転させてまで右向きにしてるんです。そこまでしてなぜ右向きにしたかったのか?ナゾは深まります。

長々と書いてきましたが、ボクが一番言いたかったことは何かというと、

「ボクのお手柄、ホクロの手柄」

それだけです。もう言ったのでちょっと満足です。

ダレなのかは知りません。でも見つけたらまた買います。

「カボシャール」